2017.12.19 Tuesday

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2007.10.08 Monday

校内ハザードマップ?

 この週末は倉吉→神戸→東京×2でようやく帰ってこれました。これから明日の授業の準備と原稿の執筆です。

 倉吉での研修会では午前は事例発表と午後は講義。事例発表は勇気がいります(特に教育委員会の主催研修では)がみなさんの熱意とレベルの高さに思わず聞き惚れてしまいました。記録というか評価のところさえうまくやれば立派な実践研究になるような気がしました。

 おもしろかったのは中学での実践でだされた「校内ハザードマップ」(勝手につけてしまいました)でした。発表者の先生曰く「ちょっと荒れた中学」とのこと、いわゆる「ガンつけ」などの行為が頻繁に行われる危険な場所を校内マップに書き込んだものを示し、事前に回避または注意を促すことでトラブルを減らすというもの。あとはソーシャルストーリーで「乱暴な人」への接し方を教えているとのこと。

 もちろん他の支援もされての実践の中の一部なのですがセーフティースキルという側面から考えるとこういう手もあるのか、と思ってしまいました。ハザードマップにかかれたたまり場にいる生徒さんにはちょっと気の毒な感じもしますが、、、。

 

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0)

2006.05.26 Friday

ちがうことは欠点じゃない

 ある方からスペクトラム出版社の「みんなとはちがった人たち」という本を紹介していただき、早速読んでみました。

 アインシュタインをはじめ、歴史上のちょっと変わった?偉大な先人たちのことが紹介してあります。

 もちろんこれらの人々が全員「診断」を受けていたわけではないのですが、いずれも「人とちがっていること」をマイナスだけではなくプラスに生かしていった人たちです。

 内山先生もまえがきで書いておられましたが、この本の先人たちのような才能を持っていない人たちであっても、自分の人とのちがいは「欠点」ではないということ、その「ちがい」に長所や価値を見いだすのは大人の責務でもあること、は大切な視点だと思います。

 私は子どもたちの示すこだわりや感覚遊びを、一応自分でもやってみたりするのですが、フラッピングなんかは、結構いやなことを忘れさせてくれる刺激が得られると感じています。見た目は変かもしれませんが「新しい心理療法」?といってしまえば彼らは私の師匠になるわけです。

 またデリケートなA君は、つきあっていくうちに短気な人を包容力のある人に変容させる名人だったりします。身近な偉人は他にもたくさんいることに気づきますね。

 支援者、指導者、親の視点から、つい固定的に考えがちなことについて「大切なものは何か?」「良いとは何か?」「適切とは何か?」「それはなぜそのように定義されうるのか?」など常に問いかけ直していかなければならないと思います

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0)

2006.04.04 Tuesday

ゆずりあいライン

 今日はまる一日臨床の日。あらためて感じたことなどを書いてみます。

 臨床場面での子どもに対する働きかけは、極力その子どもの興味や発達レベルや状態に"ハードルの高さ”をあわせるのが基本中の基本であり、そのために綿密なアセスメントや観察をするわけですが、それでも"拒否の嵐”にあうこともあります。

 「電車描こかー」「イヤヤッ」
 「(スケジュールさして)次は○○やで」「イヤヤ−ッ」

 以前のブログ記事で「訪問セールスマンの原則」というのを書きましたが、拒否の嵐もほんとの嵐も事前の備えや心構えっていうのは大切です。専門家はもちろんアドリブでやられないとダメなんですが。

 例えばこんな感じかな。

T「電車描こかー」
C「イヤヤッ」
T「ほな先生が描くの見ててな」
C(じっとみている)
T「よーみとるなぁ-。車輪だけかいてみよか」
C(最後に○を一つだけ描く)
T「おおっすばらしーい」大喝采!拍手と握手!
C (自分からペンを持つ)
 

 もちろん絶対にゆずれない事態もありますが、よほどのことでない限り、普通の課題のやりとりでは、お互いに"ちょっとゆずる”ことでうまくいくことは多いように思います。

 ゆずりあいという共同作業で、失敗場面から成功場面へ導かれる体験を積み重ねることは、子どもとの関係性だけでなく、自発性や積極性も高められます。

 このへんのゆずりあいラインの引き方というか子どもとのかけひきは、臨床家の個性も出るところなので、他の人の指導場面を見るときでも私の一番興味深いところです。

 大学も新入生も入ってくる季節ですが、このような「ゆずりあいスキル」のトレーニングをどのように進めるか構造的に考えてみたいと思っています。

 

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 23:42 | comments(2) | trackbacks(0)

2005.12.07 Wednesday

ビリヤードスキルのその後

その後の進捗状況です。いろいろ試した末、図のような方法で手玉を的玉に当てて赤もしくは青のゴールに入れる事がマスターできつつあります。次のステップとしては的玉の赤青の塗り分けをフェイディングアウトして、ゴールをはずしてポケットに入れる練習をするという感じです。A君につづいて、B君、Cさんも始める予定です。3月までにはみんなでビリヤード場でプレイできる日を夢見て!

ビリーヤード企画その1
ビリーヤード企画その2
ビリーヤード企画その3

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 00:29 | comments(1) | trackbacks(0)

2005.11.14 Monday

ビリヤードスキルのイメージボール練習法

盛り上がってきたA君へのビリヤード企画だが、うれしいニュースが。

 ブログをみられた本学の特別支援教育講座の牛山道雄先生よりメールを送って頂いた。斜めになったときの狙い方として「イメージボール練習法」というものをご提案頂いた。以下先生のメールより引用

 原理:入れたいポケットと的球(黄色)の中心を直線で結び、その延長線上に別の球をぴったり置く(点線)。この球の中心を狙うと、ポケットに入る。

 
 練習法
1.援助者が点線の○の位置にボールを置く(このボールをイメージボールと言います)。
2.イメージボールの中心をめがけて狙いをつける。
3. キュー(撞き棒)先がきちんと中心を狙えているかを援助者が確認したら、イメージボールを取り去る。
4. 実際に撞く(或いは、撞いた後にイメージボールをさっと取り去ってもいいかもしれません)。
5. 的玉が短クッションに入ったら厚く狙いすぎ、長クッションに入ったら薄く狙いすぎたことを意味するので、本人に、厚かったのか薄かったのかを確認してもらう。

 すばらしい。イメージボールをフェイドアウトした後キューがずれないこと、イメージボールを使わない状態で打てるようになるかがポイント。あとはA君の言語スキルから「暑かった」「薄かった」はちょっと難しいことくらいだ。

 アイデアは複数あった方が断然いい。NHKの講座のテキストにもこのイメージボールが取り上げられているようだ。ほかにも検索するとローテク・ローコストのアイデアはいろいろあることに気づく。

 思えば私の学生時代部活でも「新技研究日」なるものを作っていたなぁ。頭を使うことが上達のコツである。

 牛山先生、多謝。

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 01:45 | comments(1) | trackbacks(0)

2005.11.10 Thursday

トーキングプレイヤーの工夫

 本日のみきの会は、三木養護の橋本先生によるサイン・シンボルの利用についての発表、内地留学で私の研究室で研究されている福田先生によるソーシャル・ストーリーの実践報告、教材・アイデア交換、保護者の方の作られた交流教育のための新聞など本当に盛りだくさんであった。それぞれの内容については何回かに分けて報告したいと思います。


 本日は久々の逸品教材から。写真は小野養護の藤田先生作成によるトーキングプレーヤーガイド?
 ことばの出ない子どもが学習発表会で台詞が言えるようにと先生はトーキングプレイヤーを購入されたらしい(これだけでもすごい)。しかし実際に子どもたちに使わせてみるとカードをうまく差し込めなかったり、途中で抜いてしまったりとなかなか難しい。そこで自作の装置の考案となった。
 中にはトーキングプレーヤーを収納できるようになっており、カードを右の方に軽く置くだけで確実に再生される。すごい。ちなみに制作費は100円ということでした。

写真追加です

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 00:14 | comments(4) | trackbacks(1)

2005.11.09 Wednesday

ビリヤードスキルの次なる展開

 今日は大学で「会議」、神戸で研修、ケースミーティングとめまぐるしい一日。

 以前取り上げたビリヤードを教える企画が新しい展開をみせている。

 A君のビリヤードスキルは毎週ごとに上達し、手玉をまっすぐに的玉に当ててスポットに落とすことは、ほぼ完璧だ。本人もすごく楽しそう。

 しかし次の課題は手玉を的玉の角に当てて、的玉を斜めに走らせてスポットに入れるというかなり高度なスキル。

 効果的な集中練習の方法として様々なアイデアが出された。私の提案は的玉の半分に別の色を塗る。例えば右半分を赤、左半分を青にする。そして赤のゴールを左に、青のゴールを右に配置し、左にある赤ゴールに入れるには的玉の右半分の赤い部分に手玉を当てるよう教示する。

 はたしてうまくいくか?来週に期待!

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 23:55 | comments(1) | trackbacks(0)

2005.10.30 Sunday

自習課題のワークシステム

月例会キャンプ2日目。重度の知的障害のあるA君の自習課題のワークシステムだが、かごに入れた課題をひとつひとつこなしていくようになっている。しかし問題は、ひとつのかごの課題をやったあとに次のかごをとるという連鎖がうまくいかないことであった。しかし担当スタッフのアイデアで写真のような傾斜をつけてみた。結構笑える工夫だが意外と効果有り。

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 00:32 | comments(0) | trackbacks(1)

2005.09.28 Wednesday

ビリヤードを楽しもう

A君の課題で最近始まった新企画「ビリヤード」

 スティックを持つフォームは結構難しい。しかしスタッフが考えたスナップ付き手袋によってこの問題はトレーニング無しで解決された。スティックを持つ指の形はこの手袋を装着することによって矯正されるようになっている。

 障害があってもすぐにゲームの醍醐味が味わえるこのようなアイデアがもっと増えればよいのに。


 
 

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 00:42 | comments(2) | trackbacks(0)

2005.09.27 Tuesday

離席における本人の努力と環境整備

 某市の巡回教育相談を行った。

 「離席」は相談の主訴としてよく登場する。応用行動分析学のアプローチとしては、本人の行動形成(課題の遂行やお約束などのセルマネなどなど)と環境支援(とりくみやすい課題設定やトークンなど)の両方から行うのが原則だ。このバランスというか比重は、その個人やおかれている環境によって変わってくる。

 また、休憩やプリント配布など他の活動を挟み込むことやタイマーの使用によって目標を達成しやすくすることも必要だ。

 そういえば私自身も仕事の合間にブログを書いたりして「逸脱」していたりする。逸脱してるけどなんか仕事のように見えることをやって、実は休んでいることをカムフラージュしてるわけだ。これも適応といえば適応か。


井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 01:16 | comments(3) | trackbacks(0)