2017.12.19 Tuesday

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2011.08.17 Wednesday

ゴトウサンパチさんの本

今日はまる一日相談業務でした。

 この本の著者であるゴトウサンパチさん(ペンネーム)は、ASの診断を持つ現役の学校の先生です。「現役教師の僕が見つけた幸せの法則」という副題の通り、ユーモラスで元気をもらえる本です。ゴトウさんとは以前一緒にシンポジウムをさせていただいたこともあり、スケジュールの自己管理にネットのカレンダーソフトをフル活用していらっしゃることなどをお話しされ、「私も同じ」と共感しきりでした。信頼できる友人や理解者やパートナーの存在の重要性をあらためて感じる本です。

井上雅彦 | 学校教育 | 22:22 | comments(2) | trackbacks(0)

2008.11.23 Sunday

ITを活用した発達支援の情報共有

  LD学会の参加のため広島大学に来ています。一日目「ITを活用した発達支援の情報共有」という自主シンポの指定討論を行いました。

 コメントの視点は以下の通りです。
 
1 情報共有はゴールではない
 共有は支援のスタートであり、それからどのような支援が展開されたか、支援の展開にどのように貢献したかが重要であろう。「活用」という言葉をもっと具体的に定義して分析する必要があるだろう。
例えばシステムの「やりとり回数」はシステムの効果の指標そのものではないのではないか。

2 システム開発で終わらないために
 システムをどう使うことで、どのように支援効果が上がるのかを証明する研究デザインが必要である。

3 情報共有の選択肢の拡大
 いわゆる学校をベースにした情報共有では、転校や進学といった場合の情報の移行が困難となる。地域ベースのシステムによってこの欠点を補えるように工夫する必要がある。また情報の管理はだれの手にあるのがよいのか?ということも検討していく必要がある。

 井上(2008)は、保護者による無料のネット共有システムについて検討した。この中では管理者である親自身が情報共有の範囲を設定できる。進学したり、転校したり学校が変わっても過去の担任からアドバイスをうけることや、現担任が過去の担任から情報を得ることも可能になる。また他機関との情報共有も容易で、好きな時間に読んだり書き込んだりできる。


 従来の連絡帳やファイル、電話、面談やミーティングといった様々な情報共有の特性を理解し、選択肢として活用することが望まれる。

 

井上雅彦(2008)発達障害児支援におけるインターネットを利用した連携システム

−保護者が管理者となるコミュニティ−掲示板の利用− 鳥取大学心理臨床相談センター紀要(名称未定・印刷中)


 

 

井上雅彦 | 学校教育 | 18:06 | comments(0) | trackbacks(0)

2008.09.28 Sunday

鳴門教育大での集中講義終わる

 4日間の鳴門での集中講義が終わりました。久々に教育大学の雰囲気を味わい、先生方とディスカッションもできました。最初の日の「連携」に関する話題は私もとても勉強になりました。学校間連携は、情報の発し手の思いと受け取り手の思いのずれをなくしていかないと、書類を引き継いだだけではうまくいきません。

 来年度4月からは保育所保育指針によって「子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援の下、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること。」とされている文言が実施に移されます。幼稚園の指導要録とあわせて、支援ニーズが具体的に伝えられるように書式が工夫されることが必要でしょう。千葉大学の真城先生は記述の仕方として以下のような具体的提案をしておられます。

例えば、評価の際に、「課題」や「問題」という表現ではなく、学習や行動面における困難を「強める要因」と「軽減する要因」という表現を用いることが適当であると考えます。つまり、「子どもの中にどのような問題があるか」という視点からとらえるのではなく、子どもの現在の状況にどのような要因が関わっているのかを様々な角度からとらえようとするということです。井上雅彦・真城知己(2005)一人ひとりを大切にする特別支援教育であるために 発達103 ミネルヴァ書房 


また実際にお互いに授業をみあって、意見をかわす機会を作ることも有効だと思います。



井上雅彦 | 学校教育 | 00:48 | comments(2) | trackbacks(0)

2008.09.24 Wednesday

ネットで学ぶ「気になる行動への対応」教員研修プログラム募集開始

長らくお待たせを致しました。
ネットで学ぶ「気になる行動への対応」教員研修プログラムの募集を開始させて頂きます。気になる行動のある子どもさんを担任されている学校の先生であればどなたでも受講可能です。講義コースと実践コースがあり、実践コースはネット上でのコンサルテーションが行われます。詳しくはHP上からお申し込み下さい。井上研究室ホームページ

井上雅彦 | 学校教育 | 02:41 | comments(2) | trackbacks(0)

2008.09.24 Wednesday

ネットで学ぶ「気になる行動への対応」教員研修プログラム募集開始

長らくお待たせを致しました。
ネットで学ぶ「気になる行動への対応」教員研修プログラムの募集を開始させて頂きます。気になる行動のある子どもさんを担任されている学校の先生であればどなたでも受講可能です。講義コースと実践コースがあり、実践コースはネット上でのコンサルテーションが行われます。詳しくはHP上からお申し込み下さい。

井上雅彦 | 学校教育 | 02:41 | comments(0) | trackbacks(0)

2008.08.07 Thursday

不登校への有効な対応と改革について思うこと

JUGEMテーマ:学問・学校

 忙しすぎて夏休みが恨めしい日々です。今年は倒れないで過ごしているだけマシでしょうか。毎年この時期後悔してしまうのですが、原因はどうやら私の仕事の入れ方、つまりプランニングの悪さによるようです。倉吉での研修を終えて、姫路入りしました。明日は三木です。

 朝日新聞の記事では不登校は2年連続の増加を示しているそうです。2年前から兵庫県の三木市教育委員会と行っている早期対応は、先生方の努力で昨年一年間で0.8%減少(中学)というデータを得ました。

山梨は人数も前年より約1割増えた。07年度は全中学校にスクールカウンセラーを配置しただけに「急増した理由が見あたらない。不登校の原因は様々で特効薬はない」(県教委)


 県教育委員会の談話が示しているように単にSCを配置しただけでは困難であるということは明白でしょう。SCが週一回という限定された時間の中で子どもを直接みるだけでは限界があります。各々の不登校に対する細やかなアセスメントを行ったり、先生方がどう取り組むかという研修やスーパービジョンを重視していく、つまり間接支援をしていく必要があると思います。

 またSCが「臨床心理士の週一回の率の良いバイト」になってしまうことを回避するためには、SCのスーパービジョンシステムを整え、教育委員会や学校と連携しながら結果を出していく必要があると思います。

 こうしたマスメディアの評論では、未だに「行かせるべき」「行かせないべき」という2極的な論議が専門家の言葉として引用されることが多いわけですが、一人ひとりのアセスメントと徹底した環境調整、そしてスモールステップの支援が原則であると思います。

 先週の明石市での研修でもお話しした内容でもあるのですが、私がかかわっている事例では家庭での昼夜逆転のケースが増えてきています。例えば、その場合の家庭環境の調整としては、家族でのコミュニケーションの改善と生活リズムの改善が必要であり、学校環境としては嫌悪場面や苦手場面の排除や調整を徹底した上でのスモールステップによる登校支援という方向です。

 ホームスクールをきちんと行っていくことの大変さや、適応教室の定員や支援者がたりない状況も改善する必要があります。フリースクールなど既存の学校という選択肢だけではなく多様な選択肢を作ることも必要です。しかし適応教室やスクールの側の自己満足だけでなく、具体的な予後のデータを示しながら議論すべきでしょう。それによってどのような地域でどのようなタイプの子どもにどのような選択肢が有効なのか示されるのではと思います。

 長期欠席と不登校の定義の曖昧さもあり、統計の読み方には注意が必要です。発達障害のある子どもの場合は、長期欠席にカウントされている場合があったりします。また特別支援学校でもかなりの不登校の子がいますが実際には長欠カウントされていたりします。

 学校の先生方が対応の主役にならざるを得ない現状では、特に中学の先生方の業務負担を軽減する事が必要なのではないかと感じています。一例を挙げると、少子化で在籍生徒数が減少する中多くの部活動がそのまま残っている学校では、かけもちの部活動指導は先生たちの大きな負担になっています。部活動が中学の先生方のアイデンティティになっている学校もありますが地域特性や生徒のニーズや実態に応じて地域クラブ制に移行することも選択肢の一つであるような気がします。

 いろいろとりとめもなく書いてしまいましたが、様々な対応についてきちんとした評価をしながら是非を論ずる必要があると思います。
 







 

井上雅彦 | 学校教育 | 23:36 | comments(8) | trackbacks(1)

2008.07.29 Tuesday

障害児の社会参加と自立・就学啓発推進大会

 先週から全国大会、慶応の集中講義、そして倉吉で開かれて表題の大会講演とかなりバテ気味です。連続で予定をいれることで、この時期体力的にも毎年ひどい目に遭っているにも関わらず、反省が行動変容に反映されていないのでした。今年は米子ということで移動にエネルギーを使うことが大きな要因かもしれません。

 私の話の前に発表が4つあったのですが、子どもさんを就労させたある親御さんの体験表で、子どもの就労前に親自身が職場でボランティアとして働いて、ジョブコーチ顔負けのアセスメントをされたという話には頭が下がる思いでした。

 子どもさんが小さいうちはこうしたことを考えておられる親御さんは多いと思うのですが、いざ子どもさんが大きくなった時点では、自らも年を重ねていますし時間的にも体力的にもなかなかできないことだと思います。

 こうした"親御さんの尊い努力に依存するのではない就労支援"の仕組みを確立することが早急にのぞまれます。特に就労支援機関にとって、職場に日とを送り出せば出すほど増えるフォローアップは、就労の継続に重要な業務でありながら困難を極めているのが現状です。

 このような親御さんのような方を支援機関がうまくアルバイト雇用して、「ジョブ・フォローアップ専門員」のような形にしていくのも一案ではないかと思いました。

井上雅彦 | 学校教育 | 03:28 | comments(4) | trackbacks(0)

2008.06.27 Friday

特別支援が行える学級・学校作り

 先日、付属病院眼科で1ヶ月間コンタクト使用禁止令をいただきました。近くも遠くも磨りガラス状態になってます。PCの画面もかなりつらい状態。さすがにドクターの言いつけを守ります。

 先日、倉吉の研修で出た話題、「通常学級で特別な支援をやりやすくする方法」の補足です。ちょっと昔の記事ですが。

教室に正義の味方を増やそう−。人の役に立つことや努力を繰り返した児童たちに、正義の味方の証明書「ゴレンジャーカード」を交付する楽しい学級づくりの取り組みが、兵庫県香美町立香住小学校(脇節雄校長、五百五十一人)で始まった。日本海新聞20070107


 こういったプラスの行動随伴性で学校の雰囲気を変えていくことは重要だと思います。この記事の子どもさんの笑顔はとてもすてきです。幼少期からの「相互支援行動」を強化する環境をつくることによって、仲間に教えることや助けることは、上から見ることでもなく、ソンすることでもないことを体験していってほしい。たぶん相互支援の懸念の大部分は大人の価値観ではないでしょうか。

 わたしの少年時代のヒーローたちはみんな、ちょっとわがままで打算的な人類を皮肉ることも、上から眺めることなんかもなく、子どもたちのそして人々の幸せを願って戦ってたと思います。

 そういえば最近あんまりTVでは やらへんのですね、ヒーローものって。ハセガワのウルトラホーク1号を思わず衝動買いしそうになってしまいました。これは完全にオジサンむけやね。

井上雅彦 | 学校教育 | 23:54 | comments(4) | trackbacks(0)

2008.06.22 Sunday

通級を支えるシステムを作ること

 昨日の記事にコメントを寄せていただきました先生へのリプライをかねて。

 文科省の18年7月の就学指導資料(補遺)によるとLDの通級指導について「学習障害のある児童生徒については,月1単位時間程度の指導も十分な教育的効果が認められる場合があることから,一人一人の状態に応じて,適切な指導時間数を設定することが重要である。」とかかれていますが、このような例はまれではないでしょうか。

 子どもの数が増えることに対する質の低下もありますが、通級担任に責任を押しつけてしまっている学校もあります。通級担任を経験した管理職が少ない今、教師同士のチームワークとともに管理職の理解とバックアップがないと力が発揮できないと思います。

 昨年まで教育委員会の指導主事の先生と加古川市の通級の先生方といっしょに事例会議をする機会が年5回くらいありましたが、専門家の助言が得られる体制と教育委員会の柔軟な対応が、困難事例を一人で抱え込んでしまうことを予防できると思います。このようなバックアップ体制を委員会の中に整備する必要があると思います。

 しかし指導主事の先生も、また大量の事務仕事をこなした上でのことになります。指導主事の先生は、特別支援の専門性だけでなく、予算をうまく引っ張ってくるテクや、市や委員会内、校長会などとの様々な組織をうまく動かすバランス感覚と決断力も必要です。大学もそうですが、教師や教育委員会内の事務仕事を減らすことと、教育行政、特に人事システムの改革も、、、、おっとと課題はきりがないですね。

 通級が効果を上げていることは明白です。子どもの笑顔を強化子としてがんばっておられる先生方が誇りを持って取り組める、やりがいのある仕組みを作っていかなければなりません。

 まずは同志をふやすことから。そして良い実践を共有し、つないでいくことから。

井上雅彦 | 学校教育 | 22:36 | comments(6) | trackbacks(0)

2008.03.04 Tuesday

お詫び

 本日の真城先生の講演は先生のご体調が悪くやむなく急遽中止させて頂きました。ご来場の皆様に心からお詫びを申し上げるとともに、真城先生のお身体の回復を願う次第です。

 本日は「代打」として「自閉性障害のある人への応用行動分析学に基づくアプローチの成果と課題」としてお話しさせて頂きました。先生のご講義にかわるものではございませんがご無礼を重ねてお詫び申し上げます。

井上雅彦 | 学校教育 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0)