2017.12.19 Tuesday

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2008.09.08 Monday

境港市児童発達相談センター 陽なた

 先週は西部地区の保健師さんの研修会に行ってきました。また、土曜日には「水木しげるロード」で有名な境港市にある児童発達相談センター「陽なた」に見学に行ってきました。

 境港市は人口36,514人の小さな市で、年間出生児数は約250人くらいだそうです。こども支援センターはもと幼稚園だった施設で、ここに乳幼児、児童に関する3つのセンターが入り、各センターがお互いに連携し合って活動しているそうです。

 医学部や総合療育センターのある米子市に隣接しているため、医学的診断に関しては十分な環境にあります。検診後のフォローは親子教室から「陽なた」での個別・集団療育と保育所幼稚園巡回へ、そして就学へとつながる仕組みになっています。4名の職員さんでのべ50名程度の登録児と親御さんの支援をしておられるそうで、現在個別指導は週1で可能ということでした。もちろん、知的障害なしの発達障害のある子どもさんも受け入れておられるそうです。支援もTEACCHベースでちょっとすごすぎます。今後うまく連携していければと思っています。

 

井上雅彦 | 医療と福祉 | 02:35 | comments(2) | trackbacks(0)

2008.04.19 Saturday

家族支援を支える制度

 17日木曜日に倉吉市にある鳥取県立皆成学園(かいせいがくえん・知的障害児の児童福祉施設)に院生さんをつれて見学に行ってきました。皆成学園は知的障害のある児童の入所施設で、子どもたちはおとなりの倉吉特別支援学校や地域の特別支援学級に通っているということでした。

 私が今回見せていただいたのが就学前の自閉症のある子どもさんの児童デイサービスの様子です。視覚的に構造化された環境で子どもたちには個別指導と集団指導、保護者にはピアウンセリングが行われています。利用は週一回(2時間)で、6名までで1グループをつくり、全部で5グループが動いているそうです。定員は30名で高機能グループもあるそうです。倉吉市は人口約5万人ですから就学前まで継続して利用できるというのが魅力です。料金は一回7540円の一割負担ですから754円です。職員さんは非常勤の先生も入れて6名ということで恵まれた環境といえるかもしれません。

 ピアカウンセリングに入らせていただき保護者の方とお話をさせていただきました。親御さんだけでなくお祖母さんがこられているケースが目立ちました。県全体の特徴として共働き率と同居率が高いためでしょうか。

 事後ミーティングにも参加させていただきましたが、印象としては一人一人非常に叮嚀にみておられるようでした。自閉症・発達障害者支援センター(エール)も同じフロアにあるというのも強みなのでしょう。

 こんな叮嚀な支援サービスだと兵庫なんかではたちまち"待ち”ができてしまうように思います。いっそのこと毎日通えるようなプリスクールにしてしまうのが理想なのですが。

 以前訪問した療育センターは、医療機関であり、皆成学園の福祉モデルに対して、「医療モデル」の中で行われている親支援(ペアレント・トレーニング)でありました。現在の診療報酬制度では「親支援」だけでは点数がとれないために子どもへの支援にくっつけて行われていたのですが、親だけでも受けられる支援サービスとして定着してほしいものです。家族支援がきちんとしたサービスとして定着していくためには制度改革も必要なのです。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 22:04 | comments(7) | trackbacks(0)

2008.03.07 Friday

鳥取県総合療育センターにて

 先日、米子市にある鳥取県総合療育センターの研修にいってきました。院長先生をはじめ職員の方々におもわぬ歓迎をいただき恐縮してしまいました。

 研修会ではいわゆる「ペアレント・トレーニング」のプログラムに関してセンターでの実践発表が行われ、私が大学や地域での実践発表をするという形式で行われました。

 まずストラテジーシートやABC機能分析や自作のワークシートがごく自然に使われていることに驚きました。また「ペアトレかるた」などの逸品も紹介していただき勉強になりました。あらためて現場はスゴイと感じました。

 親支援の形態(時間や内容)は様々なその現場のおかれた制約の中で、そして当事者のニーズによって最適な形を選択することが重要です。講義1時間・演習1時間というのはあくまで一つの例にしかすぎません。

 基本プログラムがあって、仲間作りのためのワーク、サポブ作成、ほめ方ワーク、援助のこえかけワーク、講義「就学にそなえて」、「性教育」などニーズによっていくつかのプログラムをニーズに合わせて選択して使えるようにすると良いと思います。 

井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0)

2008.01.11 Friday

明日からメンターフォローアップ講座

神戸での夜間ゼミの後、最終で東京入りし明日からの講座に備えます。

それにしても人が多いなぁ。東京の12時まわった地下鉄ってのは相変わらず。

となりのおじいさんは息も絶え絶え、立ってるのがやっとという感じ。こんなに乗る人おるんやったら夜中走らしたらどうなんやろ。カプセルとタクシーはこまるかな。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:58 | comments(2) | trackbacks(0)

2007.12.27 Thursday

発達障害者支援試行事業の企画・推進委員会

 某地域の企画推進委員会に出席しました。往復6時間かけて行ったのですが、会議は予定オーバーで5時間あまり、この手の会議にはありがちなダラダラ感もなく緊張感をもって進んだと思います。

 この事業は国の発達傷害者支援開発事業をうけて行われているもので、各地域で支援モデルをつくることを目的としています。

 いままでにない事業の特徴としては「開発された手法を全国に普及させることを目的としていることから、事業の成果にいては数値化等を含め、事業全体の検証が必要になりますので、企画推進委員会の設置については研究機関との連携も含めて検証できる体制に重点を置いてください」という連絡が回っているということです。

 ばらまきにならないための第一歩というべきでしょうか。私が出席した会議の事業についても「幼児発達支援手法開発」「家族支援プログラム開発」「地域支援プログラム開発」などのカテゴリーごとに複数の事業所が参加し、予算が配分されています。

 以下私見
 県内の同じ開発事業でも事業所ごとに意識の差があったり、共通の問題で悩んでいることがわかりました。人口やリソースなどの地域差もあるわけですが、単に各々の問題意識でバラバラに取り組むのではなく、それぞれが情報交換したり合同研修して取り組んでほしいと思います。

 それぞれの社会福祉法人によってよって立つ理論がクリアに分かれているのもあまり良くありません。特色を出すのはよいのですが、あくまで支援を受ける側のニーズに基づいたものでないといけません。無用な対立や「療法の縄張り」を作ることをやめ、交流することで「よいとこ取り」をして欲しいです。○○県版プログラムとして発信する気概で行きましょう。

 各事業ごとの現場でやっている人が交流しないと、県全体でどうやっていくのかという取り組みにはつながりません。支援回数や成果を公表することは税金を使う以上当然のことといえます。一つの事業所の悩みについて、みんなでアイデアを出し合えるような、手を取り合って連携することがこの会議のもう一つの目標だと思います。

 外部からの委員として、かなり意見を言いまくってしまいましたが、内部の方が言いにくいところは私の役割だと思って、あえてきびしめなことも言わせて頂きました。しかし気持ちは私も仲間の一人だと思っております。多くの無礼をお詫び致します。


井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:24 | comments(4) | trackbacks(0)

2007.12.26 Wednesday

 忍さん&加奈さんとのコラボ

 美作市作東バレンタインプラザというところで、津山・真庭・勝央地域自立支援協議会主催の研修会に行きました。当事者の立場からということで本ブログのリンクでもおなじみの忍さんと加奈さんご夫婦とご一緒させて頂きました。

 私の愛車であるランクル60にお二人にご同乗頂き、現地まで向かったのですが、クラッシック4WD特有の振動とエンジン音でかなり大変だったかと思います。すいません。

 お二人の講演の様子をあらためてお聞きし、忍さんの暖かさと加奈さんのユーモアたっぷりのバランスの良さを感じました。

 感覚過敏の防御グッズ(サングラスと耳栓など)の準備や事前にイヤな刺激(フラッシュなど)をつたえることはとても重要ですね。またしんどくなった時にすかさず音楽プレイヤーで好きな音楽を聴くことなど間近で自ら実践されているのを見させて頂き、「さすが」という感じでした。

 こういった対処法の数々は、頭ではわかっていてもその場の気分に応じて、さっと実践することは難しいものです。しかも周囲の人に誤解や不自然さを与えないためには、加奈さんがされていたようにサラリと周囲の人に説明して実践することがひつようなのでしょうね。忍さんの加奈さんに対するさりげないフォローも絶妙でした。

 講演以外でもたくさん学ばせて頂きました。また研修会を企画主催してくださった関係者の方々にも大変お世話になりました。深くお礼申し上げます。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:24 | comments(4) | trackbacks(0)

2007.12.20 Thursday

強度行動障害のある人の移行支援

 ある施設で強度行動障害のある方の事例検討会を行いました。この施設ではABAを用いて短期的に大きな成果を上げてきているのですが、移行という課題がありました。

  平成10年度にだされた「強度行動障害特別処遇加算費の取扱いについて」では『特別処遇期間の3年の限度以内においても、随時、障害の軽減が十分図られた時点をもって、一般棟又は重度棟への移行、他施設への措置変更、又は措置解除等を行うことによって特別処遇を終了する。』とあるのですが、なかなかそう簡単にはいかない現実があるようでした。

 実際に半年あまりで判定基準表の得点が一桁に減少、つまり改善をしめしても、次の移行支援がなかなか進まないのです。移行支援はきわめて重要で、受け入れ先が元のままの処遇環境だと行動障害が再発する可能性は非常に高いことは容易に想像できます。

 このためにサポートファイルを作成し、受け入れ先の地域施設に対して手渡す準備を進めるように話し合っているのですが、なかなか受け入れ先を見つけるのに苦労されているということなのです。

 処遇要請を受けて「強度障害」の施設に入る際に最初から改善後の受け入れ先を決めておくことはできないものなのでしょうか。本人のがんばりや職員の方たちの努力を思うとやりきれない思いです。施設的にも処遇期間の3年をこえることにもなり、回転が悪くなることで事業自体が停滞してしまうことになりかねません。

 「強度行動障害」については事例研究は比較的発表されるようになり、研究も行われてきているようですが(例えば飯田先生のHP「強度行動障害ホームページ」など)、最も重要な「移行」については研究されていないように思います。システム改革や法的なものの整備とのからみとしても重要だと思うのです。

 また事例の生育歴を分析していくと「この時点でなぜ気づいて止められなかったのか」というまさに「人災」であることに悔しい思いをします。特別支援学校などでも「判定基準表」をご存じない先生がおられるかもしれませんが、20点以上の子どもさんが学校におられれば、専門機関と連携でも何でもして、最重要課題として取り組んでいくべきだと思います。



井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:00 | comments(3) | trackbacks(1)

2007.11.11 Sunday

PDD適応行動尺度

 午後から神戸にて「家族支援」に関する研修、その後名古屋へ共同研究の「PDD適応行動尺度」の開発会議。PARSは気づきのための尺度ですがこちらは、「困難さの評定」として自立支援法からみでの障害程度区分に対して「もの申す」ものになる予定です。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 03:15 | comments(12) | trackbacks(0)

2006.05.12 Friday

知的障害者相談員

 先日東京で行われたメンターの会議で「知的障害者相談員」が話題になりました。知的障害者福祉法15条2項に都道府県の事業として規定されているもので調べてみると自治体のHP(東京都)にも結構のっているんですね。ちなみに身体障害者相談員というものもあります。地域によって違いはありますが保護者の方がなっておられることが多いそうです。これはまさしくペアレント・メンターでは?

 意外に知られていない?これらの制度をもっと活用することはできないでしょうか。またこの2つの相談員にくわえて発達障害者相談員とかが組み入れられるといいのですが。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 01:56 | comments(4) | trackbacks(1)

2006.04.14 Friday

2年間の支援者養成連続研修

 職員の方の熱意に動かされて山口県の岩国で限定10名で月1で2年間の連続研修講座をすることになりました。10名というとゼミより少ない人数です。主催者の方の話では地域から精鋭を募ってくださるそうで楽しみです。

 ABAの原理と事例検討を中心に実践的に進められたら、ネットを使って通信でバイズできたらなどいまから企画を巡らせています。

井上雅彦 | 医療と福祉 | 23:02 | comments(2) | trackbacks(0)