2017.12.19 Tuesday

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2008.09.10 Wednesday

自閉症の理解と支援に関する公開講座9/13日米子にて開催

 腰は痛みますがようやく歩行時の痛みが薄れてきました。重い荷物はまだ持てませんが。なかなかなおらんもんです。

 表題の公開講座を行うことになりました。ペアレントメンター養成講座のメニューの一つとして行われる企画ですが公開になっていますのでどなたでも参加いただけます。託児は締め切っていますが当日でも入れると思います。一応鳥取県自閉症協会まで問い合わせください。チラシは私のHPからどうぞ

井上雅彦 | 社会活動 | 01:14 | comments(2) | trackbacks(0)

2008.06.19 Thursday

今年のペアレント・メンター養成講座が米子で開催されます

 米子でおこなわれた小児精神神経学会も大学で行われた厚生科研の会議も無事終わりましたが、急に忙しくなっているこの頃です。昨日は米子に来てはじめて、お昼ご飯を食べる暇がありませんでした。兵庫時代は昼食抜きはあたりまえのような感じだったのですが。

 今年はメンター研修会が9/13、14の2日間、鳥取大医学部で行われます。1日目は公開講座で脳神経小児科の大野耕作先生と私で自閉症の理解と支援について1日研修を行います。こちらは一般の方も参加自由だそうです。

 2日目はメンターのための相談面接の基礎講座で、ロールプレイを通して、傾聴や共感を学んでいただき、リソースブックの造り方などの講義も行われます。参加希望の方は鳥取県自閉症協会までお願いします(メンターは日本自閉症協会会員であることが受講条件になっています)。

井上雅彦 | 社会活動 | 02:11 | comments(4) | trackbacks(0)

2008.02.29 Friday

親の会を維持・発展させるための条件

 本日は加古川市綾南公民館での保護者の方向けの研修でした。4年前から毎年講座を受け持たせていただいています。私が鳥取に移動するということもあってか、長いつきあいの何人かの親御さんが会場に来ておられました。

 きょうだい支援、コミュニティースキル指導など、その親御さんのニーズから出たことが私の研究テーマになっています。恩返しのつもりで自分なりに一生懸命お話したつもりですが、本当に感謝です。

 講演後に地域のいくつかの親の会の方ともお話ししました。その時の話題の一つに親の会の運営についての悩みがありました。

 親の会を維持・発展させるためには、地域がその活動の意義に対して理解し、地域の施策と合致した事業については金銭的にも人的にもバックアップをする必要があるように思います。そのためには会自体も法人化など地域が助成しやすい形態を整えていくこともひとつかもしれませんが。

 またその中核を担う役員さんには大きなご苦労が伴います。自分の子どもさんがその会の本人活動を卒業する年になっても役員としてがんばっていらっしゃる人も多く、役員の負担をみんなで、ということは大きな問題になっています。

 役員会などをすることで役員が給与を得ているわけではないわけで、その活動を維持していくためには、「役員をしてよかった」という強化が何らかの形で必要に思います。例えば、会議の交通費、会議の時のお茶代さえも自腹という会もあります。会員に対して非常にストイックにされているわけですが長期的にはしんどくなっていくのではと危惧しています。

 私は役員会の集まり自体を楽しいものにすること(おいしいケーキ屋さんで行うとか)、勉強ができるようにすること(JDDネットの大会や研修会や学会などの参加に旅費が支給されるなど)、バックアップ機関やSVとの勉強会開催(会費で補う)などがあるのではと思います。

 もちろんその代わりに役員としての活動や勉強したことの報告などを会員に向けておこなったり、メンターの相談窓口を設置したり、HPや会報で地域の情報発信をするということは必要でしょう。もちろんこういった経費については会費だけでなく一部を地域自治体から助成するといった支援も必要と思います。自治体の福祉の仕事の一部を担っているのですから。「役員となることの強化」についていいアイデアがあれば読者の方にもお聞きしたいと思います。

 

 

井上雅彦 | 社会活動 | 22:53 | comments(4) | trackbacks(0)

2007.07.26 Thursday

ゼミ生主催の勉強会

 ゼミ生の仲間内の勉強会は、いままでもありましたが外部に解放して行うというのは初めてだと思います。内容は、「応用行動分析学の基礎と自閉症児への療育」という夏休みに実施するサマースクールのトレーナーのための勉強会です。

 他のゼミの方だけでなく、近所の特別支援学校の先生方まで参加されて、セミナー室もほぼ満員御礼でしたね。2時間の講義終わってもいろいろなところでグループができて誰も帰らないし、もりあがってましたね。

 講義内容もスタッフで練り上げたのですね。あと2日間がんばってください。教師がすこーしぐうたらなので申し訳ない気持ちと頼もしい気持ちの複雑な心境であります。

井上雅彦 | 社会活動 | 22:32 | comments(0) | trackbacks(0)

2007.01.06 Saturday

成人期の高機能広汎性発達障害者のサポート・ネットワーク作り事業でのワークショップ

 先ほどワークショップを終えて帰宅しました。

 午前中の辻井先生の講演では、PDDの生物学的な感じ方の違いとそれに合わせた支援の必要性について、“パッピー”になるためのアイデアを“辻井的に”、時には“独り言として”楽しくお話し頂きました(“  ”内は辻井先生語録)。

 ライフステージを通した支援メニューに関しては、今年2月2日〜4日に滋賀県の大津プリンスホテルで行われる「第1回アメニティー・フォーラム」で辻井先生、私と、白石雅一先生と3名でシンポを行う予定です。
 
 フォーラムに関しては岩手県傷害保健福祉課のページにスケジュールが出ていましたのでここをご覧ください。

 午後のワークは当事者と保護者と支援者で「自分のことを知ろう」、「自分の感情を知ろう」という内容で和やかな雰囲気で行われました。

 私もお手伝いがてらワークをやってみたのですが、「自分のいいところ」が仕事関係だらけになってしまったり、「楽しいこと」が偏ってしまったりなど、自分の偏りを改めてモニターした次第です。

 また集団で行うことでのメリットも多くありました。他の人の苦手なことが「自分はこれはできるな」と思えることで自分の長所に気づいたり、といった感じです。

 「完璧な定型発達なんていませんよね。みんなどこかヘンですよね」という辻井先生のことばに納得させられたのでした。「ヘン」はそれ自体がマイナスなのではなく、プラスもマイナスもあるっていうこと、それをプラスにするアイデアが大切なんでしょうね。

井上雅彦 | 社会活動 | 18:58 | comments(2) | trackbacks(0)

2007.01.04 Thursday

成人期の高機能広汎性発達障害者のサポート・ネットワーク作り事業

あけましておめでとうございます。年末にあたって昨年の目標を後一歩、達成していないことに気づいてなんとか滑り込みセーフでした。

 昨年の目標は学会への論文の投稿10本。もちろんまだ大部分は審査中ですが、ゼミ卒業生のみなさんと何とか達成です。「実践は報告(タクト)してこそ完成」と学生時代に望月昭先生に教えを受けましたが、行ったことや効果を再検証し、他の子どもたちや他の地域でも再現可能にするためにも必要な作業になります。しばらくは、このペースで継続していきたいと思います。

 今年は早速6日土曜日に神戸の灘区民ホール・マリーホールにて、アスペ・エルデの会主催の(独)福祉医療機構助成金セミナー「成人期の高機能広汎性発達障害者のサポート・ネットワーク作り事業」があります。支援者・当事者の方のためのセミナーで私は午後のワークショップをお手伝いします。

 午前は「成人期の高機能広汎性発達障害の理解と支援のために」講師:辻井正次先生(中京大学社会学部教授)で、午後は、ワークショップ/「当事者の現状を語ろう&とりあえず家族や支援者のできること」という設定で、参加したメンバー(一応18歳以上)の中での話し合い活動です。メールでの事前申し込みが必要です。
 


井上雅彦 | 社会活動 | 18:43 | comments(0) | trackbacks(0)

2006.12.11 Monday

発達障害者支援や特別支援教育に専門家がどうかかわるか

 日本発達障害ネットワーク第2回大会に参加しました。とはいっても別の会議の合間をぬっての参加でしたが。

 「発達障害者支援や特別支援教育に専門家がどうかかわるか」という大会企画シンポに参加しました。医師の立場から田中康雄先生(北海道大学)、臨床心理士の立場から倭文真智子先生(日本臨床心理士会理事)、作業療法士の立場から杉原素子先生(日本作業療法士協会会長)、教員養成の立場から柘植雅義先生(兵庫教育大学)が話題提供されました。

 特に作業療法の話は普段あまり接点がありませんでしたので新鮮でした。米国では約6万人の作業療法士の内、31%がスクールシステムという形で学校教育にかかわっているということに驚きました。感覚統合訓練だけでなく、教材の開発や筆記具の開発、IEPミーティングの参加、体育の授業のTT、給食指導としてなどの役割だそうです。

 討論の時間が少なかったのですが、当事者視点からみるといわゆる「専門家」によってマイナスの体験を受けた方も多いわけで、私としては以下の感想を持ちました。
1.それぞれの領域で発達障害支援の専門家としての定義を構築する
2.その内容の最低限のラインが養成段階で獲得されるような効果的な養成システムを作る。
3.養成システムのエビデンスを示す
4.専門性を消費者にわかりやすく明示する。例えば臨床心理士(発達障害)、作業療法士(発達障害)などのように。
5.専門性を人事システムの中できちんと評価するシステムを作る


 特に、専門性を定義するということは、理念だけでなく具体的なタスクリストを各職域ごとに定義し、公開することですが、まずここからがスタートだと思います。基礎を押さえた上で様々な「流派」を乗せないといつまでたっても専門家格差は埋まりません。

 また4.もサービスの消費者に専門性を正しく伝えるという意味で重要です。つまり、すべての医師や心理士や作業療法士が最低限やれることと、特にその中で専門性の基準をクリアした人を消費者が区別できるようにするということです。

 5.は我が国の文化の中で最も苦手な部分であろうと思います。職場の年功序列や平等主義のために専門性が生かされないことはあらゆる分野にいえることです。税金を使って何年もかかって研修を積んだ先生がその現場で指揮をとれないというのはよくあることで、実に大きな損失です。

 特に教員人事システムの改革はタブーとされているようですが、養成システムと一体の改革がなされる必要があると思います。



井上雅彦 | 社会活動 | 00:33 | comments(2) | trackbacks(1)

2006.09.23 Saturday

広汎性発達障害の支援は一人ひとり的に

 学会、教育相談、ゼミ、学校での研修会と連続で、かなりばて気味。今日から2日間は名古屋で「広汎性発達障害治療の新たな可能性ー最新の治療プログラムと最新の脳研究成果ー」という明治安田こころの健康財団の研修会です。
 
 今日は杉山登志郎先生が概論を、私が応用行動分析学の立場から、服巻繁先生がPECSプログラムについて、最後に十一元三先生がサーツモデルについて話題提供が行われました。

 様々な医学や生理学研究の進歩により、現在の行動評価による診断から、近い将来には複数の生理学的指標を用いた早期診断技術が確立されると思います。早期診断が可能でも早期支援が伴わなければメリットはありません。私はABAに基づくペアトレを含む保護者支援プログラムの紹介と医療との連携システムについて提案させていただきました。

 厚生労働省は発達障害に対して「標準支援策」を策定しようとしているようです。企画としてはすばらしいのですが、よほど慎重を期さないと、任意に選ばれた専門家による「おらが町の支援プログラム」が軒を並べることになりはしないかと危惧してしまいます。

 複数のプログラムの支援効果を客観的に検討していくことは今までも多くの学会で論議され、いくつかの研究がなされてきましたが未だ多くの課題を抱えています。方向としては歓迎すべきものだと思いますが、あくまで当事者の利用視点で論議されるべきでしょう。

 米国のものを含め、さまざまなプログラムをみるにつけ、「パッケージ化するとなんとなくきゅうくつになるなぁ」と感じます。しかもパッケージ化されたプログラムの一つ一つの中身を比較すれば結構共通点が多いのに気づきます。パッケージ化して名前つけないと売れないからそうするのでしょうか?どのプログラムも時代とともに少しずつ変化し発展していることを考えると、やはりむこうの開発者も満足していないんだなと思ってしまいます。
 
 したがって、どのパッケージが一番かという結論の出にくい論議ではなくて、目の前の一人ひとりの子どもや家族にあわせた支援メニューを、現時時点で提供可能な様々な素材から、プログラムの枠組みを超えて「お勧めトッピング」できるようなシステムについての論議が必要なのではないでしょうか。これがあれば学術的には仲が悪くても、上手な調理人の手によって複数の療法をうまく使い分けることもできると思います。目指すは、やはり「一人ひとり的プログラム」かな。最も重要な目的は当事者のニーズを満たすことで、「そのトッピングメニューがなぜうまいのか?」はあとでゆっくり学者でやり合えばいい。

 こう考えると、とりあえずあまりにもひどいプログラムに惑わされることのないように最低限の情報提供を行うことはまず重要で、その次にはそれぞれの支援技法では何ができるのかという点を真摯に客観的に詰めていくことが必要なのでしょう。
 料理の素材の特性をきちんと料理人が研究するように。 

井上雅彦 | 社会活動 | 23:53 | comments(6) | trackbacks(0)

2006.09.15 Friday

権利擁護についてのミーティング

 兵庫県発達障害者支援センター「クローバー」主催の権利擁護の担当者会に話題提供し意見交換を行いました。

 権利擁護については発達障害者支援法の12条において

第十二条 国及び地方公共団体は、発達障害者が、その発達障害のために差別されること等権利利益を害されることがないようにするため、権利擁護のために必要な支援を行うものとする。


 このように規定されており、発達障害のある児童生徒等への支援について(通知)平成17年4月1日(文部科学省)についても

発達障害のある児童生徒等の権利擁護  教育委員会及び学校においては、個人情報が漏洩したり差別的な取り扱いがなされたりすることがないよう発達障害のある児童生徒等の権利擁護に十分配慮して、適切な教育的支援、支援体制の整備等を行うとともに、保護者及び児童生徒等に対して、発達障害に関する理解を深めるため、必要な普及啓発を行うこと。


 とあります。また国連では障害者権利条約がこの9月にも総会で可決されようとしています。

 
国連加盟各国は25日、障害者に対する差別撤廃などを求める初の国際条約「障害者の権利条約」案について特別総会で合意した。9月から始まる次期国連総会で採択し、各国の署名を経て、20カ国が批准した段階で発効する。同条約案をめぐっては、特別委員会で6年越しの協議が続いてきた。
 条約案は前文と50条からなり、教育や就職、結婚などでの差別を全廃することを求めている。また、社会基盤づくりを通して、障害者が人権や基本的自由を、完全かつ平等に享受できるよう立法措置も要求している。
 条約の履行状況を監視するための国際機構を創設し、各国政府が4年に1度、国内の障害者の人権について報告することを義務づけるなど、監視の仕組みも盛り込まれている。 朝日新聞2006年08月26日


 上の図はWHO「国際生活機能分類ICF」による障害の定義(International Classification of Functioning, Disability and Health)ですが、この図では個人因子と環境因子の双方がその人の活動を規定することを示しています。しかしながら我が国の福祉施策では、知能テストや診断といった個人因子を主体に福祉制度の査定がなされており、環境側の因子についてはまだ十分に加味されていないように思います。

 本人の障害自体の査定結果が施策対象の基準をみたさずとも、保護者の精神的・身体的健康状態が悪化していたり、他のなんらかの理由で養育困難であったり、複数のきょうだいが同様の診断をうけている場合などがあり、このような場合、十分な支援が得られているとは言えません。

 これらの施策の谷間を埋められるような運用の仕組みをつくることと、発達障害者支援法以前の既存障害福祉事業の中に発達障害が盛り込まれていない部分を整理していくことが考えられます。

 手帳がないということに関する様々な法的支援の不備以外にも、例えば、認知症・知的障害者・精神障害者を対象とした地域福祉権利擁護事業も発達障害が対象として明記されていなかったり、まだまだ発達障害が加味されていない(しかしすぐに取り組めそうな)障害福祉制度は多くあります。

 権利擁護を実践していくためには地域で顔の見える支援が必要と思うのですが、発達障害に関連する相談事業については、一人あたりが受け持つ対象者の数に上限が設けられていません。老人関係では規定されているらしいですが、これらも同様に議論し考えていくべき点だと思います。

 権利擁護のシステムについては、私自身ももっと勉強していかないといけない部分が多いです。明日から特殊教育学会のため夜遅く群馬入りしました。このような事項についても学んでこようと思います。


井上雅彦 | 社会活動 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(1)

2006.07.19 Wednesday

発達障害者支援センター クローバー運営委員会

 今日じゃなくて昨日は授業→クローバーの連絡協議会&運営委員会→ゼミのフルコースでした。

 委員会ではセンターの活動に関する様々な課題が討議されました。直接支援と間接支援を並行していく大変さは私も身にしみて感じています。またジレンマもあります。その中でも支援者を支援する活動を続けられ、客観的な数字を上げて展開について問題定義されている姿勢には頭が下がります。

 成人期支援の課題についても時間をオーバーした討議がなされました。医療・福祉が最終的な受け皿になる前に、教育という中で何ができて何ができなかったのか、どの時期にどのような手だてがあれば良かったのか、成人期支援を行うというだけでなく、このような点を反省してシステム改善に生かしていかなければ前進はあり得ない。

 この勢いでゼミ6時間。ケース検討も熱の入ったものになったのでした。セッション中の行動改善に満足してはいかん、日常環境での改善をねらうべし。週一で最大限の効果を上げるよう課題を精査し、先行研究から学ぶべし。自らにも渇をいれ、本日はこれにて撃沈。

 

井上雅彦 | 社会活動 | 03:27 | comments(0) | trackbacks(0)