2017.12.19 Tuesday

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2007.05.30 Wednesday

TACT of children in SANDIEGO Zoo

 午前中で学会も終了。午後から他の先生たち数人でお散歩がてら、有名なSANDIEGO ZOOに出かけました。

 おっさんばっかで動物園もないものですが、新しい楽しみ方を見つけました。動物園は子どもたちにとってまさに新規刺激の場です。そこではまさに純粋タクト(叙述機能を持つ言語)の宝庫なのです。

 写真はカバですが、ある薄黄色の斑のある大蛇(名前はわすれた)の前で、来る子どもたちのほとんどが入れ替わり立ち替わり同じような比喩He is popcorn!とかOh!popcorn color!を次々と使うのはとても興味深く、何歳くらいからどのような表現で使えるのか?親はどのように強化しているのか?など、ここに一日いるとかなりのデータが集まり研究できそうな気がしました。

 このような比喩に関連した3年前にABAで発表したデータを今投稿論文にしているのですが、こんなフィールド研究もおもしろいなと思った次第です。今からいよいよ帰国です
Masahiko INOUE、 Kenji OKUDA(2004)
International Symposium
Recent Innovention in Teaching Verbal Behavior to Children with Autism
Teaching Figurative Language for Children with Autism
Association for Behavior Analysis 30th Annual Convention#359






 

井上雅彦 | 日常行動 | 23:34 | comments(3) | trackbacks(0)

2006.09.12 Tuesday

飲酒運転を減らす方法

最近、飲酒による事故事件が多発している。図は8月30日に警察庁交通局長からの発表資料なのですが、危険運転致死傷罪施行の2001年(平成13年)12月25日から件数は下降しているが最近になって再び上昇してきていることがわかります。

 この法律の厳罰化には賛成なのですが、このデータからは行動分析学でいう嫌子によるコントロール下での「自発的回復」という減少がみてとれるように思います。さらに、福岡の事件などでは事故後水を多量に飲んだり、一端逃走して酔いが覚めて自首するケース(ひき逃げの罪の方が軽いためか)が出てきているらしく最悪の状態。

 ある番組ではコメンテーターが「公務員の場合上司もまとめて責任をとらせては」などと発言されていましたが、おそらく組織内でのもみ消しがおこるだけのような気がします。また呼気を吹きかけて正常値でないとエンジンがかからない装置も開発されているらしいですが、悪意の運転者が装置に金をかけるか疑問だったり、他人の呼気により始動させることも可能なので機械のみによって防ぎきることは不可能に思えます。

 嫌子によるコントロールだけでなく、飲酒後に代行運転を利用するといった適切な行動が生起するための環境条件の整備に対して法的にも、もっと力をいれる必要があるのではないかと思うわけです。

 例えば、アルコールを出すお店で駐車場を持つ場合、数件で組合を組織して代行会社との契約を義務づける。代行会社も数が増えれば競争原理によって料金も低下し、サービス競争もおこるかもしれません。「A店で1万円以上飲食されれば代行料半額サービス」など。また過剰になっているタクシー業界からの参入も加速されるのではないでしょうか?

 他にもアイデアはたくさんあると思う。行政は民間からアイデアを募ってぜひ実験施行し効果を測定し、施策に生かしていってほしいと思います。



 

井上雅彦 | 日常行動 | 02:16 | comments(2) | trackbacks(1)

2006.08.02 Wednesday

弘前大→慶応大

 先週からジプシー状態です。

 弘前大附属養護の先生たちや親御さんとの出会いには力と元気をいただいたような気がします。

 特に学校の研究発表で保護者の方が実践発表されたり、積極的にコメントされていたのは、以前NYで訪問した学校のようでした。

 弘前にもABAの方法論は根付きつつあり、ペアトレに近いプログラムも実施されていたり、集団随伴性の実践発表があったりしておもしろかったです。

 慶応では「臨床心理演習」という院の授業ですが、少人数なのでやりやすいです(うちの大学がおおすぎるのか)。行動論的査定面接のロールプレイ訓練をやったりしていますが、私自身にもいろいろと発見があります。

 まる3日間講義と演習が好き放題できるので去年に引き続きガンガンやってます。うちのゼミ生たちも元気でやってるんでしょうか?

井上雅彦 | 日常行動 | 02:44 | comments(4) | trackbacks(0)

2006.06.28 Wednesday

原稿で不健康

 この数日間で3本の原稿をこなしました。残りはあと3本。ほんまに不健康になります。本日はこれにて撃沈。

井上雅彦 | 日常行動 | 03:32 | comments(2) | trackbacks(0)

2006.05.30 Tuesday

香港の随伴性分析

 話には聞いていましたが、香港でのマナーに関する罰コントロールは非常に厳しい。たばこを指定された場所で吸わないと罰金5000香港ドルなど、ゴミのポイ捨て、たん吐きも厳しく罰金で規制されています。

 写真は「大学駅」に張ってあったポスターですが、電車の中でものを食べたら2000ドルといやつです。隣には電車の中で床に座ったら2000ドルという物もありました。1香港ドルが16円くらいなので結構な金額です。我が国の某ローカル線のヤンキー高校生たちもびっくりです。


 

井上雅彦 | 日常行動 | 23:33 | comments(0) | trackbacks(0)

2005.10.01 Saturday

A君の小学校3年目の運動会

 保護者の方から毎年A君(高機能自閉症)の運動会のビデオを見せてもらっている。

 昨年は個別のスケジュールを使用したり、立ち位置をマーキングしたり、事前のお約束などの支援を行うことで、はじめて一人で開会式にでることができ、ラジオ体操が最後までできるなど大きな進歩が見られていた。

 今年すばらしかったのは、逸脱しても各競技のポイントや役割のあるところでは元の位置にすっと自分から戻ってきているところ。逸脱も本人なりに要領を学んできている感じだ。注意される前にうまくもどるという“達人”の域に達しているようにも思える。

 1学期の不登校からも復活し、事前に「競技にはでない!」といっていた割に、リレーで友達を抜いたり、最終的には多くの競技に参加することもできていた。本人の事後の感想は他人事っぽく淡々としていたが成長が感じられるものであった。



井上雅彦 | 日常行動 | 01:13 | comments(6) | trackbacks(0)

2005.09.15 Thursday

スーパーバイズのニーズ

 本日は集中講義最終日。

 今回の一連の講義内容は、乳幼児期のスクリーニングから診断までの支援、診断、診断から早期療育、児童期・青年期支援、就労支援、親・きょうだい支援、とライフステージの中での包括的な支援について行った。

 最後に聴講した院生のみなさんに自らの専門性を高めるためのニーズについて聞いた。

 「臨床心理」の人で多かったのが、臨床実習でのスーパーバイズ(この大学では十分でないらしい)。心理臨床の世界でのスーパーバイズは、流派によって様々な形式やオキテがある。中にはそんなんで効果あるの?といいたくなるような科学的な根拠のなさそうなものもあるが。

 行動分析学では、どのようなスキルに対してはどのようなスーパヴィジョンが効果的か、様々なデータを示す形で研究がなされている。でも現状は、私自分もシスティマティックに訓練されてきたわけではなく、しかられまくってきたわけで自分自身には浸透していない。

 学生たちのニーズはよくわかったが、それを現実にするには教師の問題だけでなく、自らを鍛えるための貪欲さも必要だと思う。私もかつては、質問したいことを何枚もレジュメを切って学会に行き、某大先生を質問攻めにしていた。

井上雅彦 | 日常行動 | 00:56 | comments(1) | trackbacks(0)

2005.09.13 Tuesday

適切な指示とは?

 集中講義先の大学での出来事。朝、電車が事故で止まってしまった。おきまりの駅のアナウンス。

 「乗客の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。ただいま○○駅付近 の人身事故のため○○行き快速電車は運転いたしておりません。」

 これを繰り返されても、乗客はどうすればよいのか当然迷う、不満やいらだちも募る。どうすればよいのかを具体的に指示する、あるいは選択肢を具体的に呈示するということは、発達障害のある子ども以外でも重要だ。

 電車会社はどのような遅延のアナウンスが乗客に対して安心感を与えるかというデータを測定すべきだ。

井上雅彦 | 日常行動 | 02:43 | comments(2) | trackbacks(0)