2017.12.19 Tuesday

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2006.04.04 Tuesday

ゆずりあいライン

 今日はまる一日臨床の日。あらためて感じたことなどを書いてみます。

 臨床場面での子どもに対する働きかけは、極力その子どもの興味や発達レベルや状態に"ハードルの高さ”をあわせるのが基本中の基本であり、そのために綿密なアセスメントや観察をするわけですが、それでも"拒否の嵐”にあうこともあります。

 「電車描こかー」「イヤヤッ」
 「(スケジュールさして)次は○○やで」「イヤヤ−ッ」

 以前のブログ記事で「訪問セールスマンの原則」というのを書きましたが、拒否の嵐もほんとの嵐も事前の備えや心構えっていうのは大切です。専門家はもちろんアドリブでやられないとダメなんですが。

 例えばこんな感じかな。

T「電車描こかー」
C「イヤヤッ」
T「ほな先生が描くの見ててな」
C(じっとみている)
T「よーみとるなぁ-。車輪だけかいてみよか」
C(最後に○を一つだけ描く)
T「おおっすばらしーい」大喝采!拍手と握手!
C (自分からペンを持つ)
 

 もちろん絶対にゆずれない事態もありますが、よほどのことでない限り、普通の課題のやりとりでは、お互いに"ちょっとゆずる”ことでうまくいくことは多いように思います。

 ゆずりあいという共同作業で、失敗場面から成功場面へ導かれる体験を積み重ねることは、子どもとの関係性だけでなく、自発性や積極性も高められます。

 このへんのゆずりあいラインの引き方というか子どもとのかけひきは、臨床家の個性も出るところなので、他の人の指導場面を見るときでも私の一番興味深いところです。

 大学も新入生も入ってくる季節ですが、このような「ゆずりあいスキル」のトレーニングをどのように進めるか構造的に考えてみたいと思っています。

 

井上雅彦 | 支援ツールとアイデア | 23:42 | comments(2) | trackbacks(0)

2017.12.19 Tuesday

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コメント

井上先生も拒否の嵐にあわれることがあるんだと妙に安心してしまいました。
でもこの子どもさんと先生のご様子、なんか、ほのぼのしてていい感じですね。(先生は頭の中では、きっといろんな手を考えておられるのでしょうけれど。)
学校では「イヤ!」と言われて教師サイドとしては「ダメ、やりなさい。」と怒っちゃう人と、「しゃーないなぁ。」とあきらめちゃう人に別れるかも。私はどちらかと言うと後者のほうです。
もう少し、粘り強い交渉人?になれるよう、研鑽に励んでいこうと思います。
ところで先生、目の具合はいかがでしょうか?
お忙しいと思いますが、ご自分のお体のアセスメントにメンテナンスもお忘れになりませんように。

麦 | 2006/04/08 9:00 AM

ありがとうございます。ご心配おかけします。
なんとかだましだましやってます。新年度とばしすぎないように頑張りたいと思います。

井上雅彦 | 2006/04/10 11:45 PM

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