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2008.06.22 Sunday

通級を支えるシステムを作ること

 昨日の記事にコメントを寄せていただきました先生へのリプライをかねて。

 文科省の18年7月の就学指導資料(補遺)によるとLDの通級指導について「学習障害のある児童生徒については,月1単位時間程度の指導も十分な教育的効果が認められる場合があることから,一人一人の状態に応じて,適切な指導時間数を設定することが重要である。」とかかれていますが、このような例はまれではないでしょうか。

 子どもの数が増えることに対する質の低下もありますが、通級担任に責任を押しつけてしまっている学校もあります。通級担任を経験した管理職が少ない今、教師同士のチームワークとともに管理職の理解とバックアップがないと力が発揮できないと思います。

 昨年まで教育委員会の指導主事の先生と加古川市の通級の先生方といっしょに事例会議をする機会が年5回くらいありましたが、専門家の助言が得られる体制と教育委員会の柔軟な対応が、困難事例を一人で抱え込んでしまうことを予防できると思います。このようなバックアップ体制を委員会の中に整備する必要があると思います。

 しかし指導主事の先生も、また大量の事務仕事をこなした上でのことになります。指導主事の先生は、特別支援の専門性だけでなく、予算をうまく引っ張ってくるテクや、市や委員会内、校長会などとの様々な組織をうまく動かすバランス感覚と決断力も必要です。大学もそうですが、教師や教育委員会内の事務仕事を減らすことと、教育行政、特に人事システムの改革も、、、、おっとと課題はきりがないですね。

 通級が効果を上げていることは明白です。子どもの笑顔を強化子としてがんばっておられる先生方が誇りを持って取り組める、やりがいのある仕組みを作っていかなければなりません。

 まずは同志をふやすことから。そして良い実践を共有し、つないでいくことから。

井上雅彦 | 学校教育 | 22:36 | comments(6) | trackbacks(0)

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コメント

いつもいつも井上先生の言葉に励まされます。ありがとうございました。今日も理解の無い通級生徒の担任と2時間話をして、理解してもらえないむなしさでいっぱいでした。親からの相談で別の学校へも担任に話しに行くことになりました。その担任はわがままを治そうとASの子どもにしているようで、いまだにわがままと思っているようです。一人では踏ん張りきれないので助っ人を委員会に頼もうと思っています。一人では身も心ももたないです。

F-Y | 2008/06/23 10:09 PM

井上先生ご無沙汰しています。最近、情けない事に本当に通級は孤独だなぁと感じることが多いです。保護者の不安や生徒の行動や特性に対する学校側の無理解…。特に中学校はより先生方の教科制の専門性が中心なので、経験と勘がどーんと一人歩きしてしまいがちです。トータルに個をみつめる視点の共通理解が難しいです。すみません。愚痴ばかりになってしまって…。

大久保 | 2008/06/23 10:51 PM

通級をお願いしたところ「まだ問題ない」と言われ・・三年かけた療育も・・「療育をすれば出来たんですよね。」と言われてしまいました(涙)療育をしたのが、悪かったのか・・・。席に座る事を出来るようにした。親が、おバカだったのか・・・。問題行動が出てからでは、遅いのに・・・。先を見据えた支援は、ダメなのでしょうか?日々成長する子供たちを見て・・・。
井上先生!!また、明日から頑張ります。

むぎこ | 2008/06/23 11:20 PM

通級の現状は、本当にひとりひとりのマンパワーに支えられていると思います。今は一線を離れていますが、これまで通級の先生方には大変お世話になりながら、日々の相談を積み重ねてきました。

子どもが学校を楽しいと感じられるように、子どもの笑顔が増えるようにと願って、立場の違う者同士、ひとつひとつの事例と丁寧に向き合っていくことだと思います。

そうすれば何年か経ったとき、何もないところに必ず連携の点ができ、いずれ線になり・・・。「同士をふやす」、正にそのとおりだと思います。

YS | 2008/06/24 1:12 PM

事務量の肥大化は何でもチェックしたがるアナログ人間のせいではないでしょうか。ここにIT投資の隙間がありそうです。
大概の事務はパソコンでそれもIE上での作業で済むでしょうし、そうすれば時間も数分の1になるでしょう。
教育行政の奮起を促したい。

Hbar | 2008/06/24 2:42 PM

みなさま
 コメントありがとうございます
ちょっと目の調子が悪く変な時間にレスしています。

 応用行動分析でよく出てくる「効果」「効率性」という言葉に対しては最近まで「教育になじまず」という批判が多くされてきました(今も一部ありますが)。

 IT化もまだまだ中途半端で、かえって手間が増える自体を招いている感じもします(IT関連の委員会を通す書類がはんこだらけ、かつ項目が?で何度も書き直しされたりする)。

 一度マンパワーでやれてしまうと、「やれるやないか」ということで予算が増えない、しくみも改善されないという逆の体質が一方でありますね。

 かといって教育という分野は手を抜けないというジレンマがあります。一人の力を過大評価しすぎる傾向は我が国の伝統であるような気がします。過度な成果主義も?ですが、、。

 自分自身の一日の行動にかかっている時間を分析して時として反省したり、臨床や教育をコントロールしているシステムについて悩んだりする今日この頃です。まとまりのないレスですみません

井上雅彦 | 2008/06/25 6:07 AM

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