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2008.07.17 Thursday

PARS研修

 岡山大学での共同研究のためのPARS研修を行ってきました。PARS(パーズPervasive Developmental Disorders Autism Society Japan Rating Scale)は「広汎性発達障害日本自閉症協会評定尺度」のことで広汎性発達障害の支援ニーズを評価するための評定尺度です。短縮版も完成し、スペクトラム出版社より正式に発売されました。

 PARSの結果は、PDDの診断や診断にかわるものではなく、PDDの支援ニーズがあるかを判断するものです。

 学校現場ではPDDの表面的な理解は広がっていますが、実際の子どもとの一致がまだ難しく、指導者や支援者の経験則だけで「PDDではない」と決めてかかって支援がなされていることが多いようです。

 例えば「不登校」という場合も、学校に行けないということの中にPDDの支援ニーズが含まれている可能性があります。この場合は本人に対する伝え方や関わり方、関係の作り方、投稿支援の方法、投稿できてからの授業場面や対人関係の配慮などにPDD特性を配慮した工夫が必要です。いわゆる「生徒指導」の対象となっている子どもも同様です。

 アセスメントに基づいて、特性に合わせた支援を行っていくために必要なツールであると思います。

 また研修会をPARSに関わったメンバーで行っています。実際に模擬評定を行うだけでもPDDに対する理解が広がっていくように思います。




安達潤、行廣隆次、井上雅彦、辻井正次、栗田広、市川宏伸、神尾陽子、内山登紀夫、杉山登志郎: 広汎性発達障害日本自閉症協会評定尺度(PARS)短縮版の信頼性・妥当性についての検討. 精神医学(ISSN:04881281)50 巻5 号(2008.05)P.431-438(ISID:1405101204)

井上雅彦 | 実践研究 | 22:50 | comments(2) | trackbacks(0)

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コメント

古市 貞一・定方 哲史両氏が発明者として特許出願している自閉症素因の検出方法の是非は如何お考えですか。
もし、有効であれば機械的に判定できてこれに勝るものは無いかと考えますが。

Hbar | 2008/07/24 3:31 PM

Hbar さま
そうですね。実際に使えるようになるのはまだ先でしょうね。ただバイオロジカルな評価では困難度は測定できません。
支援のために「障害」というものをアセスメントするには一つの尺度では困難であり、しかもその尺度をどのように、なんのために使うかという哲学がないと当事者の利益にはならないと考えています。

井上雅彦 | 2008/08/08 2:31 AM

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