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2008.07.21 Monday

全国大会シンポ

 全国大会でのシンポが終わりました。包括的アプローチとしてのTEACCH、動作法、感覚統合、心理劇というアプローチの中での話題提供、しかも一般向けとなると、かなり気を遣います。各々のアプローチ領域での課題を出せということなのですが、考えてみると私の場合「ABAの課題」として捉えていることはあまりなくて、「自閉症支援全体の課題」としての悩みを考えてしまうので中々カラミ切れなかった気がします。

 ABAは特定の療法やプログラムではないために、ABAの話題提供者を誰にするかで、たぶん全く違ってくるのだと思います。その人がABAを自分の臨床にどう適用しているかということに違いがあるためです。「ABAの課題」についての議論は、ABAの研究者同士のリアルバトルが圧倒的に盛り上がるでしょう。

 それぞれのアプローチのちがいを出す場合は、共通事例についてどのようにアプローチするかという話にすればわかりやすかったのだと思います。

 エビデンス研究に関しては、国際的にはABAが進んでいるとはいえ、我が国での研究データでは、ABAが少数事例・または単一事例の研究計画を採用しているという点ではリードですが、どの領域もRCTなしという点では同じで、レベル的には事例研究からの域をなかなか脱し得ないという現状です。これは我が国の心理臨床研究全般にいえる課題なのでしょう。

 話題提供としては学校教育という枠組みにどう切り込むかという点に絞ったのですが、時間不足でした。しかし、かといって家族支援、問題行動、認知学習など全部やってたら、自分の研究をすべて紹介しないといけないわけで、聞く人はますます訳がわからなくなったかもしれません。いっそのこと「井上式」などとしてやった方が楽なのかもしれませんが(冗談ですが)。

 結局はTEACCHや他のABAの包括的プログラムを「フルコースメニュー」だとすると、一人ひとりに併せて追加メニューを注文したり、デザートを変更したりするようなノリでしょうか。PDDの場合、一つ一つの単品では中々おなかを満たすことは難しいということであり、これらのフルコースや単品を組み合わせてコースにしたりして、消費者がうまく選択することのできる「環境やシステム」を整えることが課題なんやということでしょうか。マニュアル化が難しそうな動作法や心理劇はまさに職人が創る絶品の一品料理という感じかなぁ。電車乗りすぎて腰痛いです。







ベースにしてどのように

井上雅彦 | - | 03:13 | comments(7) | trackbacks(0)

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コメント

全国大会!ご参加お疲れ様です・・。私達にとっては、ありがとうございます・・・。ですね!きっと
(遠方にて参加できませんでしたが・・T−T)
井上先生の思いが、伝わってきます。
井上先生!!頑張れ〜気安く言えませんが・・(書いてる・・汗)一歩・一歩ですよね。
「井上式」私も入りたい(冗談です・・少し本気)
腰痛には、針灸もよいのかしら・・・。

むぎこ | 2008/07/21 11:14 AM

28日の鳥取県特別支援教育研究大会でお会いできるのを楽しみにしています。午前中、つたない発表します。

鍼なら米子市河崎の松本鍼灸院が自分のかかりつけでよく効きますです。

青木高志 | 2008/07/22 12:55 AM

むぎこさま 青木先生
ありがとうございます。栄養ドリンクで頑張ってます。明日から慶応で3日間の集中講義です。28日私も研修会で発表します。そういえば米子は鍼灸院が多いように感じます。いよいよとなれば通ってみます。

井上雅彦 | 2008/07/23 12:05 AM

専門家でない人に分り易く話をする為に話をどう展開するかというのは難しい問題ですね。
私自身はメソッドについては全くの素人なのですが、まずTEACCHありきで、その中にどう療育プログラムをソーシャルストーリーに落し込んでその切口1つひとつの実現にABAが入ってくるのかなと考えております。
ABAについてこのブログ訪問で少しは分るようになりたく思っております。宜しくお願い致します。

Hbar | 2008/07/24 3:22 PM

参加はしていましたが、イレギュラーなことが起こってしまい、残念ですが、先生のお話を聴くことが出来ませんでした。

最初はよかったのですが、途中からめまいを起こしてしまい、これ以上会場にいたら、ぶっ倒れる可能性が高いので、救護室へ行きました。

会場の熱気で空調が効きにくかったので、体調異変を起こしてしまいました。

救護室で聞いた話によると、定員250名×120%の参加だったそうです。

会場を変えればよかったと言われたほど会場に人が入ってしまったそうです。

是非とも「井上式」に入りたいですね。ただし、時間とお金の余裕のある時ですが(爆笑)。

と言うことで。

Rosamonde | 2008/07/25 1:57 PM

初めて全国大会に参加し、初めて井上先生のお話をお聞きし、大変刺激を受けて帰りました。
お噂にはお聞きしておりましたが、素人の保護者にも支援の必要性がよくわかりました。
私は、ABAについて詳しい知識はありませんが、人の行動には必ず、その人なりの理由が存在する・・・・そう思っておりました。
鳥取から福岡はちょっと遠いのですが、先生のお話をもっと長くお聞きしたいと思いますので、いつか、きっと、こちらの方で、お話をおききする機会をつくりたいと思います。

あいろんびーず | 2008/07/28 11:44 PM

みなさま
コメントありがとうございます。まもなく発行予定のアスペハート19号にABAの特集原稿を寄稿しました。エビデンスやそれらをどう使うかについて思うところを書いています。ご参考までに。

井上雅彦 | 2008/07/29 3:01 AM

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