2017.12.19 Tuesday

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク | - | | - | -

<< ITを活用した発達支援の情報共有 | main | 発達障害・自閉症のある子どもの不登校 >>

2008.11.24 Monday

行動コンサルテーション

学会最終日は加藤哲文先生らの企画による行動コンサルテーションのシンポジウムを聞きました。

話題提供のお二人の先生の実践もデータも見事でコスト分析もされておられました。

会場でも最後に少し述べさせていただきましたが私見を以下に書いてみたいと思います。

コンサルテーション行動の維持や随伴性については指定討論の松岡勝彦先生のご指摘にもありましたが、コンサルテーション行動の自発について何がそのきっかけになりうるのかを分析する必要があると思います。

コンサルティングが契約によって実施される米国とは異なり、我が国の場合はその実施が任意です。また大部分のコンサルタントが教員であり、しかも同じ校内の同僚であったりすれば、要請があがらないと動き始められないことが多いのではないでしょうか。さらにその要請は問題がかなり悪化してからでないとあがってこなかったりします。

そうするとそのような中でスタートするコンサルは、最初からかなりハードな行動を扱うことになりコンサルタントの負担は相対的に大きくならざるを得ず、より高い力量が要求されるようになってしまいます。

コンサルタント養成に関しても、制度そのものの変更を含めて考えるのかそうでないのかによってずいぶん変わってくるように思います。

二点目は行動コンサルテーションのゴールの問題です。行動コンサルテーションは話題提供であげられた事例がそうであったようにともすれば問題行動の解決がゴールであると誤解されがちではないかという危惧を抱いています。

落ち着いて授業がやれるようになるのはコンサルティである担任のニーズだろうと思うのですが子どものニーズはそれだけではありません。
授業がわかる。学習が促進する。社会的スキルが向上する。仲間との相互交渉が促進されるなどの指標をゴールとてしていく必要があると思います。

井上雅彦 | - | 13:39 | comments(2) | trackbacks(0)

2017.12.19 Tuesday

スポンサーサイト

スポンサードリンク | - | 13:39 | - | -

トラックバック

この記事へのトラックバックURL:
http://aba.jugem.jp/trackback/386

この記事へのトラックバック一覧です:

コメント

学会お疲れさまでした。
私は仕事があり学会参加できなくて残念でした。

子どもの学習促進(発達)ということを目標にする場合、どんなコンサルタントであれ、子どもの多側面のアセスメントが必須ですよね。
その上で、教員の教授方法について助言することが必要な場合もでてきます。
その場合学級経営、教育課程等、学校教育に関する幅広い知識が求められると思います。

そうすると、心理学を専門とする方では、かなり難しいのではないかと思います。
少なくとも現時点では弱い部分ではないかと思います。

コンサルタントの所属というか立場というか、その人の専門性がなにかが記述されていることが少ないのですが、立場による分析が必要なのかなと思いました。
それによって目標設定、助言内容など、コンサルテーションに及ぼす変数が異なるのかなと思いました。
このあたりが、先生のおっしゃる「自発」の分析とも絡んでくるのではないかと思いました。

原口 | 2008/11/24 10:32 PM

コンサルテーション研究ではコンサルタントの行動、コンサルティの行動、クライアントの行動という3つの行動が従属変数になると思います。我が国の研究ではコンサルテーション研究の実施者自身がコンサルタントである場合が多くコンサルタントの行動自身を取り上げたものは少ないと思います。どのような人がどのような内容までコンサルテーションを行うかというガイドラインも必要かもしれません。

井上雅彦 | 2008/11/25 10:49 PM

コメントを書く