2016.11.27 Sunday

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2016.11.13 Sunday

ペアレントメンターが自分の体験を語ることの意味

ペアレントメンターの役割として、以前までは、傾聴と共感、地域の情報提供と二つをあげてきた。しかし、メンターの体験を聞きたいという相談者の親御さんからのニーズもあり、三番目に「自分の体験を語る」をその役割の一つとして最近考えはじめた。
しかし、自己体験の語りはメンターの「最後の決め技」であり、傾聴や共感ができていることが前提である。

聴くことがまずできなければ相手の求めているものも理解できず、話したいことを話すだけでは相手に伝わらないことも多いからである。

また、すべてのメンターが相手のニーズに合わせて、自分の体験を話せるわけではないし、それを無理にやらなければいけないわけでもない。

体験を言葉にすることで、忘れていた当時の感情が蘇ってくることはよくあることであり、今はもう大丈夫と思えていたことが、思いのほか辛くよみがえってきたりすることに注意しなければならない。

体験を言葉にして、あらためて眺めてみて、スッキリした。体験の整理ができた、というメンターが多いことは救いであるが、支援者はこのようなメンターの体験過程をより慎重に理解し、丁寧に支援していかなければならない

まず体験を話せるためには、今が安心な状態にあることが必要である。

その上でそれぞれのメンターが無理せずに自分の話しやすい体験を選択し、支援者や他のメンターに聴いてもらい、整理しながら文字化し、何人かで、そして自分でも読んでみて、再整理する、といったスモールステップのプロセスが必要であろう。

また、体験を聴く側のインパクトはメンター本人が感じているよりも大きいことにも注意すべきである。

インパクトが大きいだけに、聴く側はその体験を一般化しがちになるからである。

できれば複数のメンターから同じテーマで聴けるような環境をアレンジすることが望ましいと思う。

まだまだ私自身も慎重に、そして真摯に学んで行かなければならないと思う。

井上雅彦 | - | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0)

2016.11.27 Sunday

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